大阪大学外国語学部に合格した生徒さんの合格体験記です。
*私の阪大合格体験記*
~初めに~
私が初めて京大紅萌会に来たとき、私は既に一浪した後でした。私は元々理系で京大志望だったのですが、一浪目で受けたセンターが京大なんてほど遠いほどになってしまいました。そして京大の代わりに受け、受かっていた公立大学を辞退し、親に頼んで二浪することを決意しました。私は元々理系を選択していたのですが、上記のように一浪目のセンターが終わった後自分では頑張ったつもりだったのに、散々だった(特に理系科目)センターの結果を踏まえもう一度何がやりたいのか考えた時に、自分は理系ではなく文系だと思い、文系に変える事にしました。一浪目の時は予備校に行っていたのですが、二浪目は正直一浪目より精神的にも体力的にもつらかったです。志望校は大阪大学の法学部に設定しました。二浪目のセンター試験が終わり自己採点した後法学部までスコアが足りない事が分かり法学部に出願するか悩みました。その時になぜ自分が法学部行きたいのかもう一度じっくりと考えた時に自分の中にただ単に就職で有利そうだからなどと明確な理由が無い事が分かりました。そこで食べ物を通じて海外と繋がりたいという将来の夢を考えた時に自分はやはり外国が好きなのだと改めて認識し、センターのスコア的にもアドバンテージのあった阪大の外国語学部に学部を変更する事にしました。
~阪大の外国語学部に志望学部を変えて~
阪大の法学部はセンターの配点と二次の配点が半々なのですが、外国語学部はセンター1:二次6という恐ろしく二次重視の得点配分でした。しかも外国語学部のみ英語の長文読解と英作が京大並に難しくなるのにも関わらず、二次の配点が国語1:数学1:英語3というこれまた恐ろしい配点の配分でした。
~センター後からの阪大二次までの勉強法~
英語
英文解釈
・センター後の最初の二週間で秋まで授業で使っていた英文読解ポレポレ50で英文解釈の基礎を復習
・ポレポレが終わった後、阪大の過去問八年分を繰り返し解いた。
・曖昧な文法を復習するためにフォレストをピンポイントで読み直した。
・わからない箇所は紅萌会の先生に質問しまくりました。
語彙
・ユメジュク(青色)とシステム英単語で曖昧な所を復習した。
英文読解
・阪大の過去問八年分を解く。
英作文
・英作文がおもしろいほど解ける本をもう一度復習した。
・阪大外国語学部の過去問八年分と外国語学部と同じく難しいと思った文学部の過去問八年分を解いて、紅萌会で添削してもらった。
自由英作文
自由英作は最後まで得意にならなかったので、最低限の事しかしませんでした。
・阪大の過去問八年分を解いた
数学
大の苦手だった数学の二次の過去問はセンターが終わった後から解きだしました。阪大の文系数学は見かけは難しいが、中身は基礎的な問題などを組み合わせた問題が多いという事を先生から聞き、難しい問題集には手を出さず取らなければいけない問題は確実に出来るように心掛けました。
・六月頃に終わらせた基礎問題精構ⅠAⅡBの中で自分がなかなか出来なかった問題をもう一度解きなおした
・授業で解いた阪大の過去問八年分は次自分でやる時には絶対に出来るように復習した。
現代文
現代文の問題を解く時にはまず設問をみて設問が何をききたいのかを正確に認識、分析しそれをもとに解答の骨格を作っていかなければなりません。(紅萌会の先生の言葉の受け売りです。笑)
・得点ダッシュを解いてどの様に解答すればよいのかを学び二次までの最後の二週間で過去問を五年分解いて先生に添削してもらった。
古典
・古典の単語と曖昧になっていた文法をもう一度復習し、Z会の古文上達をやりました。その後、古典の阪大過去問八年分を二周しました(和歌は苦手だったのでピンポイントで三回同じ問題を復習しました。)
~試験当日~
数学
今まで過去問では10~40点ぐらいしか取れなかったのですが、本番の数学で前に過去問で解いた問題と似た問題が出たという事もあり、6割位は取れたと思います。過去問演習は本当に大切だと実感しました。
英語
英語の試験問題を見た時、過去問で見た時よりも問題が難しく自分が解けない問題がいっぱいあると感じパニックになりました。
自由英作で失敗して本当は70字書かなければならないのにパニックで英語が出てこなくなり70字書くことができなくなりました。
英作も正直何を書いているのか分からなくなりました。
英文読解もパニックでまともに読めず、解答にとりあえず「文化がお皿にのっているなど」自分でも訳の分からない事を書いてしまい、英語の試験が終わった後「あぁ...。落ちたな。」と思うくらいでした。
国語
英語が終わった後もう落ちたという絶望感や何とも言えない感情が込み上げてきましたが、1年間現代文を勉強してきたのだからここで諦められないと思いダメもとでもやってみようと思いました。切り替えて国語に取り組みました。
英語のときとは違い、国語ではいつもよりも時間がゆっくり過ぎるようになりました。古典でも今まではあまり出なかった百人一首が出た時には驚きましたが、古典の授業で百人一首も全てやっていたので幸運にも3問すべて解き切る事が出来ました。最低でも六割は取れたと思います。
~二次試験後~
試験が終わり駅に向かうためにキャンパスを歩いているとき、「もうこのキャンパスに来ることはないんだろうな。でもこれ以上は自分は出来なかった」など自分でもよく分からない自問自答を繰り返していました。二次が終わってからは、もう落ちたと思っていたので教科書を開ける事すら怖くて出来ず、後期も残っていましたがすべり止めで受かっていた私立があったので、ダメならそこにいけばいいやと合格発表までは本当に一切勉強しませんでした。
~合格発表の日~
いよいよ合格発表の日。合否は朝の9時にネットで発表されるのですが、上記のように落ちたと思っていたので、私は朝10時までずっと寝ていました。ダメもとで見た合格発表に記載されている自分の番号を見た時、見間違いだと思い何度も何度も確認しました。それが間違いでは無い事が分かったとき、嬉しいというよりもびっくりしてしばらく途方にくれていました。
おまけ
~受験勉強において苦労した事~(⇒以降はそれに対してどう対処したかを書きます。)
・文転した時に二次での現代文と古典の記述と社会が二つ必要になった事!!
(⇒苦手だった現代文は、6月から本格的に対策し、授業でやり始めた「減点されない現代文」で間違えた所を何度も復習した。)
・外国語学部に変えた時、苦手だった英文読解と英作文が京大並に難しくなった事(⇒英作文が面白いほど解ける本をベースにして、過去問で出てきたフレーズや言い回しを復習した。)
~受験勉強においての失敗談~(⇒以下はこうすれば良かった!!や皆さんへのアドバイスを書いています。)
・予備校に通っていた時は自分の学力を正確に把握せず自分の学力よりも上のレベルに食いついて行こうとした結果、ついていけなくなり挫折した事(⇒無理なレベルで努力するのではなく、京大紅萌会で教えてもらったような正しい勉強法で努力していれば良かった。)
・自分がこなせるノルマに対し、無理なノルマでスケジュールを組み何度も計画倒れした事!(⇒自分がこなしたい理想のノルマと実際に自分がこなせるノルマは全く違います。自分が実際に出来るノルマの量を正確に把握しそれを元に無理ない計画を立ててください。)
・自分が苦手な英作文と英文読解を後回しにしてセンター後の1か月で完成するように計画していた結果、センター後外国語学部に変えた事で苦手だった英文読解と英作文が京大並に難しくなったので、英文読解と英作文が未完成のままで受験に臨まざるを得なくなった事。(⇒ぎりぎりに終わらせる計画をたてるのではなく、まだ余裕のあるうちに早めに終わらせる計画を立てる。その時はしんどいかもしれないですが、早めにやると後が精神的にも計画的にも楽です。)
・数学の基礎問題精構が終わった後に標準問題精構に移ったが、理系にでも対応する教材だったのでとても難しく、時間が思ったよりかかり解くには解いたが完全に自分のものにできるところまでいけなかった事。(⇒志望校のレベルにもよりますが、標準問題精構は七月位から始めておくか、時間がないならもう少し問題数の少ない問題集を解くのがいいと思います!!!)
~受験勉強において良かった事~
・センターのスコアで満足せずに二次まで気を抜かなかった事。
・二次の英語で失敗したが、次の国語の試験までの休憩時間の間に切り替え落ち着いて出来たこと。
・地味にセンター試験の理科基礎で9割、日本史で8割5分取れていたこと。
(昨年度のスコアから大幅アップしました。紅萌会の竹位先生と一緒に立てた
計画とアドバイス通りに進めただけで、授業をしてもらった訳ではなく、ほぼ独学でここまで持っていくことが出来ました)
・そもそも京大紅萌会に行くことを決めたこと!!(本心です!!)
~京大紅萌会に来て良かった事~
まず一番に阪大の外国語学部に合格出来たことです!!この塾に来る前、私はセンターで7割も取れない学力しかありませんでした。そこから一年足らずでセンターで90点あげて、英語で失敗しながらも無事阪大の外国語学部に合格できたのは、応援してくれた両親のお陰もありますが、他でもない京大紅萌会のお陰だと本当に思っています!この塾に行っていなかったら、私は阪大には受かってなかったと本当に思います。塾長の竹位先生はいつも生徒の事を考え、本当に最後まで全然結果が出なかった私を最後まで見捨てず熱心に授業をしてくださいました。先生のお陰で苦手な現代文をゼロから阪大の現代文で六割を取れるぐらいまで伸ばす事ができ、英語も去年と比べ物にならない程伸びました(センター試験は筆記195点、リスニング48点)。苦手な数学を教えて下さった先生の授業も本当に分かりやすく、二浪目のセンターの数学ⅠAⅡB合わせて五割ぐらいしかなかった私が二次で六割取る事が出来ました。
残念ながらひたすら努力するだけでは、志望校に受かるとは限りません。(この事は私が自分の経験から一番痛感しています。)
大切なのは正しい勉強方法でひたすら努力する事です。京大紅萌会はその正しい勉強方法を教えてくれる素晴らしい学習塾だと思っています。先生、本当に有難うございました!!
~最後に皆さんに伝えたいこと~
皆さんに最後にお伝えしたいのは、合格発表の最後の最後まで結果は本当に分からないという事です。私はこの1年だけで2度も失敗しました。1回目はセンター、2回目は二次の英語です。しかし最終的には合格することができました。だから最後の入試の最後の科目まで絶対に絶対に絶対に諦めないで冷静に突っ走ってください!!最後まで読んで下さり有難うございました。私の合格体験記が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。